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結論:パッケージの「特定原材料8品目」表示を必ず確認。避難所での配給食は成分表示が限られることも想定する
食物アレルギーのある方・家族がいる場合、非常食選びでは栄養価や賞味期限に加えて、アレルギー表示の確認が欠かせません。日本の食品表示制度では、卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば・くるみの特定原材料8品目(2026年4月時点、カシューナッツが追加され8品目に)について表示が義務付けられています。非常食を選ぶ際は、パッケージの表示を必ず確認し、平常時に一度試しておくことが推奨されます。

特定原材料8品目とは
消費者庁は、健康危害の発生を防止する観点から、食品表示法に基づき「特定原材料」を指定しています。対象は卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば・くるみの8品目で、容器包装された加工食品には表示が義務付けられています(消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」)。特定原材料は、概ね3年ごとに実施される全国のアレルギー専門医を対象とした実態調査の結果(症例数・重篤度)を踏まえて見直されており、直近ではカシューナッツが追加されています。これに準ずるもの(表示が推奨されている品目)として、アーモンド・マカダミアナッツ等も順次追加されています。

非常食を選ぶ際に確認すべきポイント
- パッケージの原材料表示を必ず確認する:特定原材料8品目が含まれていないか、購入前に必ずチェックする
- 「アレルギー対応」表記のある非常食も、念のため成分表示を確認する:「27品目不使用」等をうたう製品もありますが、対象品目の範囲は製品によって異なるため、パッケージの表示を最終確認する
- 平常時に一度試しておく:初めて食べる非常食は、災害時ではなく平常時に少量試しておくことが望ましいとされています。これは非常食 離乳食・ベビーフードの備蓄方法(WF-L06)でも触れている通り、離乳食に限らず食物アレルギーがある場合全般に当てはまる考え方です
- 避難所での配給食は表示が限られる可能性を想定する:災害時に配布される支援物資・炊き出し等では、詳細な成分表示が伴わない場合があります。アレルギーがある場合は、自分・家族用の対応食を個人で備蓄しておくことが基本になります
表示制度の対象外にも注意
食品表示法に基づくアレルギー表示の対象は、容器包装された加工食品等であり、外食や中食(惣菜等)は表示義務の対象外です。避難所で提供される炊き出しや弁当等も、この「外食・中食」に近い扱いになる可能性があるため、アレルギーのある方は特に、個人での備蓄を基本に考えておくと安心です。
非常食全般の選び方は非常食おすすめ比較(WF-01)、備蓄量の全体的な目安は防災備蓄ガイドライン完全解説(OF-03)を参照してください。
まとめ
- 特定原材料8品目(卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば・くるみ)は表示義務の対象
- 非常食購入前は、パッケージの原材料表示を必ず確認する
- 初めて食べる非常食は、災害時ではなく平常時に一度試しておく
- 避難所の配給食・炊き出しは詳細な成分表示が伴わない場合があるため、個人での備蓄が基本
よくある質問
非常食のアレルギー表示は必ず確認できますか?
容器包装された加工食品には特定原材料8品目の表示が義務付けられていますが、避難所で配布される炊き出しや弁当等は「外食・中食」に近い扱いとなり、詳細な表示がない場合があります。アレルギーがある場合は個人での備蓄を基本にしてください。
特定原材料は何品目ありますか?
2026年4月時点で、卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば・くるみの8品目です(カシューナッツが新たに追加されました)。これに準ずるもの(表示推奨品目)として、アーモンド等も順次追加されています。
アレルギー対応の非常食を選ぶ際の注意点はありますか?
「アレルギー対応」と表記されていても対象品目の範囲は製品によって異なるため、必ずパッケージの成分表示を確認してください。また、初めて食べる非常食は平常時に一度試しておくことをおすすめします。


