※本記事はアフィリエイト広告を含みます。
結論:「大きな地震は1回だけ」と思い込まないこと、車中泊のリスク、支援物資が届くまでの備えが3つの柱
2016年の熊本地震は、震度7の地震が28時間の間隔で2回発生するという、観測史上初めての事例でした。防災グッズの備え方という観点から見ると、この地震からは「大きな地震が1回だけとは限らない」「車中泊にはリスクがある」「支援物資が届くまでの数日間は自力で乗り切る備えが必要」という3つの教訓を読み取れます。
教訓1:大きな地震は1回だけとは限らない
熊本地震では、4月14日に最大震度7(前震、マグニチュード6.5)、その約28時間後の4月16日にも最大震度7(本震、マグニチュード7.3)が発生しました。震度6弱以上の地震が一連で7回発生したことも含め、いずれも観測史上初めての事例です。
この経験からの教訓は、「最初の大きな地震(揺れ)が収まっても、それが最後とは限らない」という点です。最初の地震でダメージを受けた建物は、外見上大丈夫に見えても、次の地震で倒壊する危険性があります。
- 最初の地震の後も、しばらくは倒壊の危険がある建物に近づかない・戻らない
- 自宅が住めそうに見えても、余震が続く間は無理に屋内に留まらないことも検討する
- 非常持ち出し袋は、一度の避難で終わらない前提ですぐに持ち出せる場所に置いておく
教訓2:車中泊にはエコノミークラス症候群等のリスクがある
熊本地震では、避難所のスペース不足やプライバシーの問題等を背景に、多くの被災者が車中泊を選びました。熊本県の調査資料によれば、熊本市中央区の一拠点だけでも約1,200台の車中泊車両が確認されています(内閣府 中央防災会議 防災対策実行会議 検討会資料「平成28年熊本地震における車中泊の状況について」)。
車中泊は避難所より自由度が高い一方、同じ姿勢で長時間過ごすことによる血流の悪化(エコノミークラス症候群、静脈血栓塞栓症)のリスクが指摘されています。車中泊を選ぶ場合は、以下の対策を意識してください。
- 長時間同じ姿勢を続けず、定期的に車外に出て体を動かす
- こまめに水分補給をする
- 着圧ソックス(弾性ストッキング)を活用する
- 足首を動かす運動を意識的に行う
教訓3:支援物資が届くまでの数日間は、自力で乗り切る備えが必要
熊本地震では、被災地からの要請を待たずに国が支援物資を送り届ける「プッシュ型支援」が初めて本格的に実施され、4月17日から25日にかけて食料・下着・マスク等、大量の物資が供給されました(内閣府「熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策の在り方について(報告書)」)。
ただし、プッシュ型支援であっても、発災から物資が実際に届くまでには一定の時間差が生じます。この「支援が届くまでの空白期間」を自力で乗り切れるだけの備蓄が、各家庭に求められる基本的な備えです。必要な備蓄量の目安は地震の備蓄は何日分が目安か(SG-L02)を参照してください。
基本装備の比較は防災セットおすすめ比較【一人暮らし/家族向け】(EV-02)にまとめています。
製品例
実際の防災セットの製品例を紹介します。
まとめ
- 大きな地震(震度7クラス)が短期間に複数回発生した実例がある。1回の揺れが収まっても油断しない
- 車中泊を選ぶ場合、エコノミークラス症候群等のリスクを踏まえた対策を取る
- 支援物資は届くまでに時間差があるため、家庭での備蓄が引き続き重要
よくある質問
熊本地震はなぜ「震度7が2回」と言われるのですか?
2016年4月14日に最大震度7(前震)、その約28時間後の4月16日にも最大震度7(本震)が発生したためです。同一地域で震度7の地震が2回発生したのは観測史上初めての事例です。
車中泊はなぜ危険だと言われるのですか?
長時間同じ姿勢で過ごすことで血流が悪化し、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)を発症するリスクが指摘されているためです。定期的に体を動かす、水分補給をこまめに行うといった対策が推奨されています。
支援物資が届くまで、どのくらいの備蓄が必要ですか?
支援物資には発災から届くまでの時間差があるため、最低3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されています。詳しい目安は関連記事で解説しています。



