防災ヘルメットの選び方【厚生労働省の型式検定「労検」ラベルを確認】

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結論:見た目や価格より先に「労検」ラベル(厚生労働省の型式検定合格品)を確認する

防災ヘルメットは、地震時の落下物や倒壊物から頭部を守るための装備です。選ぶ際に最初に確認すべきは、デザインや折りたたみやすさではなく、厚生労働省が定める型式検定に合格しているかです。労働安全衛生法では、保護帽(ヘルメット)は型式ごとに検定を受け、合格した製品でなければ「保護帽」として市場に出せないと定められています。検定に合格した製品には「労検」ラベルが貼付されています。

保護帽の型式検定制度とは

労働安全衛生法第44条の2は、保護帽の製造者・輸入者に対し、型式ごとの検定を義務付けています。厚生労働大臣の定める規格に適合するだけでなく、その適合を「検定」で確認された製品でなければ、保護帽として市場に出すことができません(厚生労働省「保護帽の規格」)。型式検定では、耐貫通性試験・衝撃吸収性能試験・耐電圧性試験等が実施され、合格した製品には「労検」のラベルが貼付されます。

型式検定の主な試験項目(耐貫通性試験・衝撃吸収性能試験・耐電圧性試験)
図:防災コンパス作成(出典:厚生労働省「保護帽の規格」(昭和50年9月8日労働省告示第66号))

「飛来・落下物用」区分を確認する

保護帽にはいくつかの区分がありますが、地震による落下物・倒壊物対策としての防災用途では、「飛来・落下物用」の区分に該当する製品が対象です。「飛来・落下物用」とは、上方からの物体の飛来・落下による危険を防止・軽減するための保護帽を指します。製品の表示・取扱説明書で、この区分に該当するかを確認してください。

防災ヘルメットを選ぶ際に確認する3点

  1. 「労検」ラベルの有無:型式検定合格品であることを示す最も基本的な確認事項
  2. 「飛来・落下物用」区分に該当するか:防災用途(地震時の落下物対策)に合致する区分か確認する
  3. サイズ調整機構の有無:頭部にフィットしない場合、衝撃吸収性能が十分に発揮されない可能性があるため、あご紐・サイズ調整の機構を確認する

折りたたみ式・かぶるだけのワンタッチ式等、形状のバリエーションは使いやすさに関わる要素ですが、いずれの形状であっても、まず型式検定合格品であることを優先して確認してください。

実際に検定合格品を比較検討したい場合は防災ヘルメットおすすめ比較(EV-05)で具体的な製品を紹介しています。基本の防災リュックの中身については防災リュックの中身リスト(EV-01)、自宅周辺の想定リスクの確認はハザードマップの見方・活用法(OF-01)も参照してください。

製品例

国家検定合格品(「労検」ラベル)の実際の製品例を紹介します。

まとめ

  • 防災ヘルメットは、デザインより先に厚生労働省の型式検定合格品(「労検」ラベル)であるかを確認する
  • 型式検定では耐貫通性試験・衝撃吸収性能試験・耐電圧性試験等が行われる
  • 地震の落下物対策には「飛来・落下物用」区分の製品が該当する
  • サイズ調整機構の有無も、衝撃吸収性能を発揮するうえで重要な確認ポイント

よくある質問

防災ヘルメットは何を基準に選べばいいですか?

最初に確認すべきは、厚生労働省の型式検定に合格していることを示す「労検」ラベルの有無です。そのうえで、地震の落下物対策に該当する「飛来・落下物用」区分か、サイズ調整機構があるかを確認してください。

「労検」ラベルとは何ですか?

労働安全衛生法に基づく保護帽の型式検定に合格した製品に貼付されるラベルです。耐貫通性試験・衝撃吸収性能試験・耐電圧性試験等に合格した製品であることを示します。

折りたたみ式とかぶるだけの防災ヘルメット、どちらがいいですか?

形状は収納性・使いやすさに関わる要素ですが、まずは型式検定合格品であることを優先して確認し、そのうえで自宅の収納スペースや使用シーンに合わせて形状を選ぶことをおすすめします。

参考・一次情報源

この記事を書いた人

運営者の「ひで」は、緊急時対応業務の実務に約10年従事しています。また宅地建物取引士として、不動産の実務経験もあります。記事は、この実務経験をふまえつつ、消防庁・内閣府防災・経済産業省・消費者庁などの公的機関が公表する一次情報と、メーカーの公表情報を確認したうえで書いています。

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