ポータブル電源のPSE認証マークの確認方法

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

結論:ポータブル電源本体には、そもそもPSEマークが存在しないことが多い

「ポータブル電源のPSEマークの見分け方」を調べている方に、まず正確な前提をお伝えします。 AC(交流)出力ができるポータブル電源本体は、電気用品安全法(PSE)の対象外です。 これは経済産業省が公開しているモバイルバッテリーに関するFAQで明記されています (経済産業省「モバイルバッテリーに関するFAQ」)。

つまり「PSEマークが付いていないから違法・危険」という判断は誤りです。 そもそも法律上、表示義務の対象になっていないためです。

PSEが必要な製品・不要な製品の違い

製品タイプ PSE対象か 理由
モバイルバッテリー(USB出力のみの小型充電器) 対象 「蓄電池」として電気用品安全法の規制品目に該当
ポータブル電源(AC出力あり) 対象外 「蓄電池」に該当しない整理がされている
ポータブル電源に同梱の充電器(ACアダプター) 対象になる場合あり 充電器単体が別の規制区分に該当することがある

スマホ用の小型モバイルバッテリーを買う場合は、丸型または菱形のPSEマークの有無を 確認する意味があります。しかしポータブル電源本体を選ぶ際は、PSEマークの有無ではなく、 以下の指標を確認してください。

PSEの代わりに確認すべき安全性指標

  1. UL2743:ポータブル電源向けの第三者安全規格(米国Underwriters Laboratories)
  2. IEC62133:リチウムイオン電池の国際安全規格
  3. 保護回路(BMS)の搭載記載:過充電・過放電・過電流・短絡・温度異常を検知する機能
  4. リコール歴の有無:消費者庁リコール情報で型番を確認

これらの認証マーク・記載は製品ページやメーカー公式サイトのスペック欄、 または取扱説明書に記載されていることが一般的です。記載が一切ない、または 問い合わせても回答が曖昧な製品は避けるのが無難です。

よくある質問

ポータブル電源にPSEマークは付いていますか?

多くの場合ありません。AC出力ができるポータブル電源本体は、経済産業省のFAQで電気用品安全法(PSE)の対象外と明記されています。PSEマークが付いていないのは違法でも欠陥でもありません。

モバイルバッテリーとポータブル電源でPSEの扱いは違いますか?

はい。USB出力のみのモバイルバッテリーは「蓄電池」としてPSE規制の対象ですが、AC出力があるポータブル電源本体はこの区分に該当しません。ただし同梱の充電器(ACアダプター)は別区分でPSE対象になる場合があります。

PSEマークの代わりに何を確認すればいいですか?

UL2743(ポータブル電源向けの第三者安全規格)、IEC62133(リチウムイオン電池の国際安全規格)、保護回路(BMS)搭載の記載、そして消費者庁のリコール情報での型番確認が有効です。

安全性の記載が製品ページに見当たらない場合はどうすればいいですか?

記載が一切ない、または問い合わせても回答が曖昧な製品は避けるのが無難です。安全性の記載は製品ページやメーカー公式サイトのスペック欄、取扱説明書に記載されていることが一般的です。

まとめ

  • ポータブル電源本体はPSE対象外。マークがなくても違法ではない
  • PSEマークを探すのではなく、UL2743・IEC62133・保護回路の記載・リコール歴を確認する
  • モバイルバッテリー(USB出力のみ)を選ぶ場合は、PSEマークの確認が引き続き有効

詳しい選び方はポータブル電源おすすめ比較(PW-01)、 火災リスクへの対策は火災リスクと安全な選び方(PW-03)を参照してください。


参考・一次情報源

この記事を書いた人

運営者の「ひで」は、緊急時対応業務の実務に約10年従事しています。また宅地建物取引士として、不動産の実務経験もあります。記事は、この実務経験をふまえつつ、消防庁・内閣府防災・経済産業省・消費者庁などの公的機関が公表する一次情報と、メーカーの公表情報を確認したうえで書いています。

ひでをフォローする
電源・エネルギー系